単純な普通のパソコンとの違いはゲームをするために必要な性能を備えているかです。PCゲームは負荷の高い3Dグラフィック映像を中心に映像を映しだします。その映像を快適に楽しむにはグラフィックボード、高性能なCPUが必要です。
普通のパソコンとの違いはここにあります。
3Dグラフィックを綺麗に映すことができるグラフィックボートを搭載しており、グラフィックボードに負けない性能を持ったCPUを搭載しているパソコンがゲームパソコンと呼ばれるモデルになります。
グラフィックボードはディスプレイに映像を映し出すのに必要なパーツです。PCゲームにおいてグラフィックボードの性能が全てと言っても過言ではありません。
グラフィックボードは普通のパソコンにも搭載されています。しかし普通のPCでは映像を映し出す能力は必要最低限の性能しかありません。ウェブサイト閲覧、動画などは最低限のグラフィックス機能だけあれば映像を出力できますがゲームになると話が違ってきます。
普通のパソコンに搭載されているグラフィックボードはマザーボード上に組み込まれているオンボードタイプ、CPU内蔵型などがあります。これらは3Dグラフィック映像をディスプレイに滑らかに映し出すには力不足です。
そのためゲームパソコンには高性能なグラフィックボードが搭載されています。主にGeForce、RADEONのどちらかです。ゲーム用としてシェアが高いのはNVIDIA社GeForceになります。
BTOゲームパソコンの8割〜9割もグラフィックボードはGeForceを搭載しています。シェアされている理由は高性能もそうですがRADEONに比べると消費電力が低くワットパフォーマンスに優れているからです。
ゲームPCにおけるCPUはグラフィックボードほど重要性は高くないですがCPUも高性能モデルの方が処理が早くなります。またゲーム実況、配信などを行う場合はCPU性能も高い方がパフォーマンスが高く動作も快適になります。
ゲームPCの主流となっているCPUはIntel社製Core iシリーズです。ミドルレンジ、ハイレンジ帯であるCore i5、Core i7が主流となります。4コア4スレッドもしくは4コア8スレッドのCPUです。
CPUの重要性は高くないと説明しましたが高性能なグラフィックボードに低スペックなCPUだとCPUがグラフィックボードの足を引っ張り性能を最大限に引き出すことができません。そのためグラフィックボード、CPUは釣り合いの取れた性能が大切となります。
とは言ってもBTOショップで販売されているゲーミングPCはどれもグラフィックボード、CPUと性能の釣り合いを合わせています。BTOパソコンを購入する場合は特に組み合わせを気にする必要はありません。
ゲームPC、普通のパソコンとの違いに冷却性能もあります。PCゲームは非常にパソコンに負荷をかけます。特にCPU、グラフィックボードは高熱を発します。各パーツを冷やすためにCPUクーラーを複数取り付けしてあったり、大型CPUクーラーを組み合わせています。
パソコンの通気性、排熱処理に優れた内部構造、ケースデザインをしているのもゲームPCならではの特徴と言えます。
最後にまとめると3Dグラフィックス映像を映し出すためのパーツが強化されているのがゲーミングPCです。そして冷却性能も高い構造になっています。ゲームパソコンを手に入れるには自作もしくはBTOパソコンのどちらかが主流です。最近ではどんどんBTOパソコンの価格が下がっており自作の優位性がなくなってきました。自作は買ったBTOパソコンのカスタマイズ程度にしてベースモデルはBTOで揃える人が増えてきています。