SSDを搭載させるメリットは大きいです。以下のような恩恵を受けることができます。
簡単に言うとSSDを搭載させ、システム関連のソフトウェアをSSDに保存することでパソコンの動作を劇的に速くすることができます。
長らくストレージ(記憶媒体)の主流はHDD(ハードディスク)でしたがSSDの価格も値下がりして手を出しやすくなりました。HDDとの違いは読み書きの実行速度です。
単純に主流となる3.5インチHDDと2.5インチSSDでは速度で2倍〜3倍の差があります。つまり各種ソフトウェアの動作も2倍〜3倍ほど体感で実行が速くなる感じです。
例えばHDD保存のゲームでローディングが1分程度かかっていればSSDへと変えれば30秒程度でローディングが完了します。
よくSteamの評価で起動、ロード時間が長い…なんて評価されているゲームがあります。私はそういったゲームをSSDに落としてプレイした経験が何回もありますが起動、ロード時間が長いと感じたことはありません。レビューした方は恐らくHDDに落としているんだと思います。
CPU性能が悪くてもHHD⇒SSDに変えると読み書きの処理速度が上がるためCPUをグレードアップするよりメリットが大きいケースもあります。
ストレスのかからないゲームプレイをするためにもゲーマーならSSD搭載は必須です。CPUをCore i5⇒Core i7にしようかストレージにSSDを搭載させようかと悩んでいるならSSDを搭載させましょう。もちろんCPU性能も上げれるなら上げた方が良いです。しかしコスパの面、予算で限りがあるならCPUよりもSSDを搭載させたほうが遥かにコスパが良いです。
SSDを選ぶ際におすすめの容量と言うのはSSDの1GBあたりの単価が最も安いモデルとなります。
SSDは容量によって値段が違います。単純に倍の容量だから価格も倍になる…といったワケではないのです。
実際に1GBあたりの単価にどれほどの差がでるのか見ていきましょう。ここではゲーマーに高い人気を誇り安全性、信頼性の面でも良い「Crucial MX200」を例にしてみます。
250GB | 8,726円 |
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500GB | 18,122円 |
1TB | 35,060円 |
執筆時点でAmazonのCrucial MX200の価格は上記のようになっています。各容量で1GBあたりの単価を割り出すと…
250GB | 1GBあたりの単価:約34円 |
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500GB | 1GBあたりの単価:約36円 |
1TB | 1GBあたりの単価:約35円 |
このような結果になります。
最もコスパが悪いのは500GBモデルです。このような場合、予算の関係や使用用途によりますが250GBモデルもしくは1TBモデルを選ぶのが最もコスパパフォーマンスが良い結果になります。
Crucial MX200はどの容量でも同一の読み書き速度ですがSSDメーカーによっては容量によって読み書き速度に違いがあるケースもあります。微々たる差ですがコスパの良いSSDを選ぶ際には1GBあたりの単価、容量別の読み書き速度を考慮して選ぶのが良い選定方法になります。
コスパの良いSSDを探す算出法を紹介しましたがPCゲーマーにとってもおすすめとなる容量は私の経験から500GB以上と判断ができます。
大作ゲームになると40GB〜60GBは容量があります。250GB前後のSSDだとOS、その他ソフトウェアのインストールで20〜30GBは使用されます。なので実質は220GB前後の空き領域しかないわけです。
大作ゲームを2本〜3本インストールするともう空き領域が少ない状態になります。またSSDは空き領域が少なくなるに連れて速度が低下すると言われています。
ですから余裕を持ったSSD容量を確保するのであれば最低500GB以上が最適です。予算に余裕があるなら1TBモデルもおすすめです。またSSDも250GB〜500GB前後は価格も下がり手を出しやすいです。後から自分で増設するのもあり。
私の話になりますが最初は500GBのSSDを搭載していましたがゲームばかりインストしていると容量がすぐ足りなくなります。なので自分で250GBのゲーム用SSDを増設しました。
合計するとSSD750GB+HDD2TBといったストレージ構成になりましたが空き領域も増えてまだまだゲームをたくさんインストールできるので満足しています。