ゲームPCで費用をかけるべきパーツでも紹介しましたがゲーム用途で使うパソコンは必ずグラフィックボードを最優先に選ぶべきです。
その理由はグラフィックボード性能によって3Dグラフィックの描画性能が左右されるからです。当然、性能が高い方が高グラフィック設定にしても高いフレームレートを安定的に維持することができます。また解像度も2K、4Kに変更しても快適なゲームプレイをすることができます。
グラフィックボードのシェアはNVIDIA、RADEONの2社となります。その中でゲーム向けとなるのがNVIDIA GeForce GTXシリーズとなります。
AMD RADEONシリーズはGeForceに比べると少し価格が安いです。しかしGeForce GTXシリーズは頻繁に各ゲームへの最適化を行い最新ゲームもフレームレートを安定させたドライバを配信しています。最適化されるほどグラフィックボードのパフォーマンス能力を引き上げてグラフィック設定、フレームレートの底上げにつながっていきます。
グラフィックボードは最新世代がおすすめと言いました。その理由は古いグラフィックボードと比較すると新しいモデルの方が高性能だからです。そして性能だけでなくワットパフォーマンス、消費電力などもより向上しており総合的に見てもコストパフォーマンスが良くなっています。
またBTOパソコンでは旧世代GTX搭載PC、最新世代GTX搭載PCの価格はほとんど変わりません。それなら最新世代のグラフィックボードを搭載しているパソコンを購入した方が長く、快適にPCゲームを楽しめることになります。
そしてグラフィックボードの性能は下二桁の番号を見ると性能評価ができます。主に60、70、80番台が主流となります。数値が高いほど高性能になりますが価格も高くなっていきます。
基本的に60番台は軽い、やや重いゲームなら高グラフィック設定、高フレームレートを出して遊ぶことができる性能をもったグラフィックボードになります。
そしてGTX1060は旧世代のハイスペックグラフィックボード並の性能を持っているため重たいゲームであっても設定次第で快適に動作させることができる性能になりました。
そのかわりVRゲーム、高解像度ゲームに対しては少し力不足となるため解像度はフルHDで十分。そしてできるだけ安くゲーミングPCを手に入れたい方向けのパソコンとなります。
ゲーマー人気の高いグラフィックボードがGTX70番台です。その理由は性能とコストパフォーマンスが非常にバランスが良いからです。ほとんどの3Dグラフィックゲームは高設定でプレイすることができてヌルヌル、サクサクと快適に遊ぶことができます。
またVRゲームの推奨スペックも余裕でクリアしてベンチマークでも快適判定が出せます。4K解像度のゲームもグラフィック設定によって60fps以上を出せたりと素晴らしい性能を誇っています。
どのBTOメーカーでもGTX1060搭載PCより2万円〜3万円ほど価格が高くなりますが価格以上のパフォーマンスを示してくれるゲーミングPCになります。GTX1070搭載PCはまさに性能とコスパを重視している方向けと言えます。
価格も大事ですがより性能重視でゲーミングPCを選びたい人はGTX1080搭載PCを選ぶようにしましょう。重たいゲームを4K解像度にしてもサクサクと動作をしてくれる性能をもっています。
またグラフィックボードの性能は良いほど快適にゲームできる期間が伸びてきます。この業界はどんどんゲームの要求スペックが上がってきます。しかしハイスペックPCであれば要求スペックが上がっても買い換える必要なく快適に動作してくれます。
GTX80番台はグラフィックボードでもハイスペック、ハイエンドと呼ばれるモデルです。長く快適に最高パフォーマンスでPCゲームをプレイしたい方は最初の投資は大きくてもGTX1080を選んだほうがゲーミングPCとしての寿命は長いのでおすすめです。
グラフィックボード選びのまとめとなりますが選ぶなら最新世代かつNVIDIA GeForce GTX系がおすすめ。また型番によって性能、価格も変わってきます。
このように考えて選ぶと良いです。
GTX1000シリーズは旧世代GTX900シリーズより性能が大幅に向上しました。フルHD解像度であればGTX1060でもあらゆるゲームを快適にプレイできます。それ以上の解像度やVRゲームも快適に楽しみたいならGTX1070、1080搭載PCを選ぶのが最適とも言えます。